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手紙を書くことは文化

 一昨日「文化としての手紙を残すこと」を目的とした事業を行った。
 小学生の2年生から5年生までの低学年のこどもたちが参加してくれた。
 手紙の文化は平安時代中期の源氏物語にもやりとりが頻繁にあらわされているが、その後日本に1000年以上も継承されてきた「文化」である。その文化がこの10年、つまり西暦2000年になったころから急に、携帯電話のメールに取って代わられた感がある。

 先日団塊の世代の人と話していたら、テレビが出始めの昭和30年代、学校の先生が小学生だった彼に「テレビとラジオと新聞の3つのうち、何が最初になくなっていくか?」と質問したそうだ。
 幼かった彼はラジオかなと思ったそうだが、妙にこの質問を鮮明に覚えているそうだ。
 
 ひとつの文明が栄え、終末をむかえる時代の変遷期に今「手紙を書く」という行為があげられるのではないか、そんな気がする。

 ほかに時代のの変遷期の中にいるものはと考えた。敢えて列記する。「日舞」「新聞」「演歌」「着物」「茶道」「華道」
 これらの文化を残そうという活動も強い意志で起こってくるだろうし、おいそれとはなくなりはしないが確実に「大衆的」でなくなっていくことは明白ではないか、と連想ゲームのように考えた。

 「手紙を書く」この事業に、ちいさい人たちが参加してくれたことで、いつか青年になったとき何割かが手紙の文化を残してくれるだろう・・・と思うのだ。