井上さちこは、友人中畝みのりさんの応援演奏会を企画し、皆さんの協力で8月15日に開催出来ることになりました。
前広島市立学長の藤本黎時さんが「中畝みのり応援演奏会実行委員長」に快く就任してくださいました。
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Otakar Ševčík8シェフチーク)が遺したもの
中畝みのり応援演奏会実行委員長 藤本黎時
中畝みのりさんは、恩師ホロウニョヴァー先生をとおして継承したヴァイオリン奏法の秘伝を探るために、先生の母国、チェコ国内はもとより、ロンドン、ダブリン、アメリカ合衆国にまで足を延ばして、先生の師、ヤロスラフ・コチアンが師と仰いだ秘伝の開祖オタカル・シェフチークの音楽的秘伝と偉大な足跡を明らかにする努力を重ねてこられました。
あるときは無形の風聞や伝承を探るためにシェフチークの生地を、また、あるときは彼の未出版の原譜や貴重なドキュメントを探し求めて各地の図書館へと、聖杯探求の旅に出た中世の騎士パルチファルさながら、聖女みのりさんは困難な巡礼の旅を続けておられます。
19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したヴィルトゥオーソ、シェフチークは、合理的、科学的なヴァイオリン奏法とその教授法を確立した優れた教師でした。
幼時からヴァイオリンを始めたみのりさんが、シェフチークの名前に初めて接したのは中学2年生の頃、彼の作品1の1を教則本として取り上げたときでした。武蔵野音楽大学の3年生のとき、客員教授として来日されたプラハ国立芸術音楽アカデミー教授のホロウニョヴァー先生から、彼の作品3を使っての技法指導を受け、運弓法をマスターすることができたのでした。
その後、プラハ国立芸術音楽アカデミーに留学の機会を得たとき、図書館や古書店で彼の未出版の楽譜や彼に関するさまざまな資料、写真集、ドキュメントに接し、本格的なシェフチーク研究に取り掛ることができたのでした。
みのりさんが、長年取組んできたシェフチーク研究の成果として、英文で執筆して発表した数編の優れた論文は、かつて一世を風靡したヴィルトゥオーソにまつわる史実を着実に掘り起こして、人と作品に今一度輝かしい光を当てました。
さらに、彼の教師としての活躍ぶりと後世への影響を明らかにし、彼が開発した運弓の訓練法や教授法が今日でもなお有効で技法向上に大いに寄与していることを実証したのでした。
この功績は、チェコ人の音楽家や研究者がやり遂げた偉業と同じように、ヴァ‐ツラフ・クラウス大統領から直接お褒めの言葉にあずかり、感謝の手紙をいただいています。また、プラハ音楽院の図書館長は、みのりさんのシェフチーク研究による貢献を、日本人留学生のチェコ共和国への大きな恩返しとして高く評価しています。
シェフチークの孫弟子にあたるホロウニョヴァー先生を師と仰いでその技法や教授法を忠実に継承するみのりさんは、その技法を広める努力を精力的に続けてこられました。さらに、彼の教授法の忠実な伝承者としての強い使命感から、近隣のプロ・ヴァイオリニストたちに呼びかけ自らシェフチーク研究会を組織し、彼の教授法の普及と後進の指導に精力的に取組んでおられます。
この度、チェコ国営放送から招待を受けて、その研究会のメンバーを連れてシェフチークゆかりの美しい南ボヘミアの町、ピーセクで演奏会を開催し、その教授法の成果をシェフチークの母国の人たちにも披露することになりました。チェコ国営放送は、みのりさんのシェフチーク研究の紹介とその演奏会の模様をドキュメンタリー番組として制作し、テレビによってチェコ全土に放映することになっています。
それに先だち、先ず広島の皆様にシェフチークの作品集を披露されます。
最後に、南ボヘミアでの演奏会のご盛会、ご成功を心からお祈りするとともに、今宵の演奏会にご来場くださった皆様方に心から御礼申し上げます。また、サポーターの皆様方には、数日後チェコへと旅立つ予定の演奏者の方々を盛大な拍手で激励してくださるようお願いいたします。(プログラムに掲載予定。)
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シェフチークは、1852年、南チェコに生まれ、激動のヨーロッパでヴァイオリ二ストとして、また厳格な良き教育家として活躍しました。シェフチークの遺した数々のヴァイオリン教本は、21世紀の今でも重版され、日常の練習や基礎作り、そして技術向上に寄与しています。全世界から、少なくとも1,199名が彼の元で学んでいます。
長年チェフチークを研究してこられた中畝みのりさんが仲間とともにシェフチーク研究会グループをつくり、2008年9月には、南ボヘミア公演でシェフチークの作品集を開催するに至りました。
この公演にさきだち、ここ広島の地でその作品集を披露していただき、中畝みのりさんと仲間のみなさんの研究の成果を一緒に学習させていただきましょう。
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●と き 2008年8月15日(金)PM 7時 開演
●と こ ろ 広島市西区民文化センター・スタジオ
(広島市西区横川新町6-1 ℡082-234-1960)
●協賛協力金 1,000円(全自由席)
●演 奏 シェフチーク研究会グループ
<プログラム>
シェフチーク作曲 Op.3より6曲
Op.10のチェコ舞曲全7曲
J.S.バッハ作曲 BWV1006 組曲第3番よりプレリュード
パガニーニ作曲 無窮動
<出演者>
VIOLIN; 後藤博亮、佐々木百合、鳥越薫、高松寛子、吉國泰代、舩橋潤子、豊田絢子、山口陽子、市山信子、三輪俊江、中畝みのり
PIANO共演者;後藤教子、北林聖子、飛弾博子、鳥越亘
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主 催: 中畝みのり応援演奏会実行委員会
実行委員長 藤本黎時
後 援: チェコ大使館、広島チェコ協会(申請中)
事務局: はつかいちまちづくりスクール 代表 井上さちこ
お問合せ 739-0401 廿日市市福面三丁目14番14号
℡/fax 0829-56-1668
e-mail:luckey@do3.enjoy.ne.jp